NHK,GJ

NHKの夕方のニュースに樋口監督、生出演。
興味深かったので、勝手に要旨をまとめる。というか、途中から要旨になってないし。


Q.トレーニング開始から約2週間。今の状況は?
A.非常に順調。大きな怪我人もなく、明日から全員ピッチに立てる。満足。


Q.就任前と、トレーニングしてとで、モンテディオの印象はどうか?
A.大人しいかと思った。トレーニングをしてみて、盛り上げる声は出てこないが、必要な声は出てくる。選手の表情は明るく、真面目、真剣。


Q.どういうところが真面目か?
A.スタッフが求めることに、応えようという姿勢を感じる。


Q.そうした意味では指導しやすいか?
A.はい。


Q.横浜FMで完全制覇も経験しているが、そうした眼で見て、モンテディオの長所、短所は?
A.長所は、一体感がある、まとまりのあるチーム。ビデオを見た限りでは90分間、頑張り続ける、みんなでやろうというチーム。もう一つは、組織的守備ができる、失点の少ないチーム。短所というか、自分の印象では、ゲームを決める選手、それは得点を取るということではなく、ゲームの流れを作る、ゲームの流れを変える、そうした決め手のある選手、決め手となるプレイが少ない。


Q.昨シーズン勝ちきれない、下位チームへのとりこぼしが多かったが?
A.そう思う。勝ち点を積み上げる中で、得点を取ることも重要だが、それ以外でも流れを作ることも重要になる。


Q.昨年は失点は3位だったが、得点は7位だった。得点力のアップが欠かせないが?
A.過去のJ1昇格チームの平均を見ると、今シーズンは80点は必要。


Q.そうした意味で、今のところ、11人選手が加入した。補強のポイントは?
A.一番のポイントは、各ポジションに2名の選手をお願いした。選手の競争がチームの全体の力を上げることになる。


Q.補強はどうか?
A.バランスの取れた補強ができているが、ちょっと、正直言うと、センターバックのところが人数を含めて、これから決めていかなければならない。ただ、数合わせではないので、誰でも良いわけではない。各チームの状況を見ながら、いい選手がいれば補強していきたいポイントだと思う。


Q.フォワードの選手が7人になったが、あと25、6点上積みしたいというところではどうか?
A.みな、それぞれ違った特徴、いいところを持っている。上手い組み合わせをするのが私の仕事。それぞれの特徴を発揮させたい。切磋琢磨して、誰がこのチームで得点王になるか競い合ってほしい。


Q.これまでは、雪のため、中でのトレーニング。重きを置いたことは?
A.まず、48試合の長丁場なので、ベースとなる体力を作ること。それから、11人の新加入選手がいるということは、チームが変わるということ。そのコミュニケーションを作ること。


Q.体力面で、モンテディオの選手はマリノスの選手に比べてどうか?
A.突出した選手はいないが、全体としては引けを取らない。むしろ高いと思っている。


Q.練習中、監督が一番声を出してムードメーカーのようだったが、意識してか?
A.声を出さずにいられない(笑)。これが、僕のスタイル。


Q.それでは、これからも?
A.どんどん出してく。


Q.そうした元気な監督のもとで、明日からキャンプインだが、どのようなテーマで望むか?
A.ようやく芝生の上でサッカーができるということで、まずは自分が選手の特徴をしっかり掴みたい。もう一つは、逆に、私たちが持っている今シーズンのコンセプトを浸透させたい。


Q.どのような形で選手に監督の理想とするコンセプトを伝えるのか?
A.島根コーチ、南コーチに協力してもらいコンセプトビデオを作ったので、明日着いたら、夜、ミーティングでそれを見せて、目指すべきサッカーを伝える。それをピッチの上でゲーム形式を多くしながら、5対5、8対8ぐらいのグループ戦術を中心にやっていって、そしてチーム、11対11の中で、どう表現できるかをまとめていきたい。


Q.そのビデオの内容は?
A.ビデオの内容は秘密だが(笑)、目指すところは、攻撃的で躍動感がある、特に攻守の切り替えの早い、攻撃と守備が一体となっているサッカーを目指している。


Q.今シーズンは1チーム加わり、48試合の長丁場。クラブの総合力が問われるが?
A.そのとおり。総合力が問われると思う。長いシーズンであれば、波があるので、波を小さくしたい。また、波を作る要因は、怪我人や出場停止で選手が欠けること。その時に替わりに出る選手がレベルを落とさない、チームの力を保てることが凄く大きなことになる。それが、先ほどの一つのポジションに二人づつぐらい同じレベルの選手を置いて欲しいということ。そのことで、個々のレベルが上がり、同時に、誰かが欠けてもその戦力を維持できる。


Q.最後に、どのようなキャンプをして、どういうシーズンを迎えて、シーズンが終わった時にどういった成績になりたいか抱負を。
A.まず、明日からのキャンプについては、芝生の上でできるということで、選手も楽しみにしている。元気のいいキャンプにしていきたい。シーズンに関しては、当然この長丁場、良い時も悪い時もあると思う。一つ一つのゲームを大事に戦って、一喜一憂しないで、当然、勝負なので勝つ時も負ける時もある、ただ、サポーターの皆さんにお約束したいのは、どんな試合であっても、100%選手は頑張るんだと、100%のプレーをするということを、私も選手も約束したいと思う。その結果として、ぜひ、念願のJ1に上がることを目標にやっていく。


門脇アナ、GJ。


感想。
おいらもセンターバックは欲しい。でも、数合わせではイヤ。望みは高い。
攻守の切り替えが早い、攻撃と守備が一体となったというところは、5対5、8対8で鍛えるんでしょうか。
樋口さん、熱いっす。ベスパの雪も解けます。