3-1 甲府

J's GOALのプレビューを読んで、だいぶ参ってしまった。

しかし、11日に紅白戦を終えた小林伸二監督の目には「すっごい悪い傾向」が見られたという。「最初のアクションが自分としてはいい動きだったかもしれないけれど、ボールが出てこないことっていっぱいある。でも、そこは出てこなくても、次のところからひょっとして出てくるかもしれない。そこがすごく重要で、『出せ』って言って出なくて取られたら、戻らなアカン。その作業を全員でしないと」
つまりは、一人一人がやるべき細かく地味な作業がおろそかになっているということ。振り返れば前節・鹿島戦でも、そうしたシーンはあった。2失点目、3失点目は、ボールを追い越して走る相手を完全に逃したことが要因となっている。昇格1、2年目、降格確実と目されたチームを残留させたのは、地味でも欠かせないそうした作業をコツコツと続けてきたひたむきさではなかったか。小林監督と同様の話は、宮沢克行の口からも聞かれている。「できたことができなくなるのはおもしろくないですよね。去年できていたことができなくなる。去年やっていたことが、すごい高度なことではなかったと思うし、積み重ねでみんな勝ち取ってきたものもある。そういうことを忘れちゃいけない」

のところ。
甲府戦までに修正できたかと言えば、そんな簡単に修正できるものでなし、できなかった場面もあったと思うが、やれている、戻しつつある場面もあったかと思う。