2011.12.17 Ciao! THE MOONRIDERS at 中野サンプラザ

2011年11月11日と1が6つ並ぶ満月の日に、無期限活動休止を発表した6人のオジサマ方のライブに、いそいそと行ってきた。


当日の状況について興味のある方はバークスの記事でどうぞ。
ムーンライダーズ、「又、進化したらどこかでお会いしましょう!」 | BARKS


以下、個人的な雑感。


開演前の場内アナウンスの文言を考えたのは、慶一さんだろうか。
人を喜ばせるために、いろいろ凝るのが好きそうだし。


大人しく席についていたので、メンバーの入場時に聞いたのは、岡田さんの「週末の恋人」。
ほかのメンバーの曲も聞きたかった。(物理的にムリ)


全員集合して、最初に「Damn! MOONRIDERS」とアジるのだからタチが悪い。言ったけど。


総立ちで始まったのが「鬼火」で総座り。
それは、「私、若い半分に入りますね?」状態なので、しょうがないとはいえ、東京だなあ、と。


宣言していたわけではない事実上の活動休止状態から復帰した時の最初の曲(でもないか)が「Who's gonna die first?」ならば、活動休止を発表した後のアルバムの最初の曲が「who's gonna reborn first?」というのが、人をくっていて、らしいといえば、らしい。


ドントラは、30から10年づつエスカレートしていくのが、ここ何年か常だったのに、この日は50と60で。
いつか、Don't Trust Anyone Over 70 と歌わせてください。歌いづらいけど。


「Ciao!」は、それぞれが作詞作曲し、それぞれがヴォーカルという形式だったことを、ライブで知る。


本編は「スカーレットの誓い」で終了。薔薇がなくちゃ生きてゆけない。
アンコールがちゃんとあったことに、ほっとする。


アンコールでは、かしぶちさん以外のメンバーは、物販もしていたCiao!の赤いTシャツで入場。
かしぶちさんはダンディなスーツのまま。なんで? と思ったらダンスするためであった。


「花咲く乙女よ穴を掘れ」の次に「Kのトランク」。薔薇がなくちゃ生きてゆけない。


アンコール最後の曲は、「Ciao!」の最後の曲の「蒸気でできたプレイグランド劇場で」。
つまりは、そういう曲。
前の方の上から風船が降ってきて、風船を弾くのにも忙しかったので、しんみりしなかったけれど、それが無かったら、グッと来ていたかもしれない。


かすかに再アンコールを期待していたものの、「6つの来し方行く末」の録音(それぞれが、それぞれの詞を歌い、あるいは語り、最後に「Ciao」と言う)で退場し、スクリーンの三日月に詞の断片が流れる映像(「Last Serenade」をバックにして)を映し、「ビタ一文も残っていない」という場内アナウンスで畳みかけられ、その隙はなかった。


別に活動休止してもいいので、またライブやってください。