まだ終わっていないのに今季(こんき)の総括を

まだ試合は続くけれど、心理的には区切りがついてしまった。
シーズンの各試合が今季の縮図になってしまった。


全体の位置を高くすることで、攻撃に比重を置いた。
攻撃に意識があった分、先手が取れそうであった。
しかし、守備になった時に負担がかかり、個の力だけでは補えなかった。
昨季まではものにできた勝負どころで勝てず、結果、後手にまわることになった。
あのシュートが入っていたら。あの試合がものにできていたら。
負の連鎖に落ち込みそうなところを断ち切れそうだった。
あのシュートが入っていたら。あの試合がものにできていたら。
しかし、そこから修正ができなかった。
最後は気持ちだけで空回りして、得点が入る気配も薄れてしまった。



田代選手と増田選手の抜けた穴が大きかった。
震災でのコンディション調整が遅れた。
個々の選手が期待したほど伸びなかった。
7位という目標設定は高かったのかもしれない。


とはいえ、昨季よりも上を目指そうとした今季の挑戦をどのくらいの人が咎めただろう。