まだ終わらないように四季(よんき)の総括を

昨晩のNHKローカルで、金がない、ゆえにJ1復帰は簡単ではない、ということをやっていた。
そいつはそうなんだが、そいつを言っちゃあ、山形がJ1に昇格して3年間やってこれたということは、それはもう夢のようなお話で、その快挙は映画化して、さらにハリウッドでリメイクしたくなるくらいのことだ。うん、ハリウッドは無いな、サッカーだし。
重ねて書けば、今季の成績は不可というよりも凡庸という程度のもの、失礼ながら。


この4年間は本当に夢のようであった。楽しかった。
ボコられた試合もあった。アップセットをかましたった試合もあった。
知っている人が増えた。知らない人が増えた。
あちこちへ行った。あちこちから来た。


さて、モンテディオ山形というのは、監督にどのようなことを求めているのだろうか。
「勝つ」というのは当然あるにせよ、それだけ?
先日の居残りへの回答(なんすよね?)によれば、クラブのビジョンとしては、

山形県民に愛されるチーム〜地域の人たちに必要な存在になる〜
Jリーグ所属カテゴリーに左右されることなく、世代を超えて末永く山形県民に愛されるチームとなる。

であり、チームコンセプトとしては、

  • 最後まで諦めず、常に全力でプレーし、粘り強く戦う。
  • ファンサービスを最優先する。
  • フェアプレイを徹底する。

ということらしい。
それを成し遂げてくれる人を探すことになるのだろう。
それであれば、小林伸二さんなんて、いいんじゃないだろうか。
3年の素晴しいシーズンと1年の凡庸なシーズン。
契約が1年だから、1年の成績(あるいは内容もかもしれないが)だけで判断するの?
それとも、これまでがたまたま良くて、もう通用しないという判断なの?


悩み大き日々に疲れて休みたくなった、十分というのは難しいにせよ七分程度の強化支援も得られなかった、等の理由で監督の側が辞めたいというのであれば、それはそれで理解できる。


理解はできるが、それでも続けていただきたい。
来季は規模を縮小しなければならないだろうから、クラブが監督に出せるものも今季のようにはいかないだろう。
それでも、精一杯の範囲でお願いしてみる価値はあるんじゃないの。


大体、あんな、花笠躍りが似合う、農作業が様になる、酔っぱらいのおっさんにしか見えない、どう見ても山形の人です、っていう人、そうそういないと思うんだけど。